西川徹郎記念文學館について
- 北海道唯一の詩歌文学館、西川徹郎記念文學館は、2007年5月に、旭川の中心地、旭川市総合庁舎前の七条緑道に開館しました。
西川徹郎は、日本の詩歌界の第一人者であり、作家・歌人・エッセイスト・文芸評論家として多数の著作があります。また、真宗学者 本名西川徹真として広く知られています。
西川徹郎は十代の頃から本格的に詩歌の創作を行い、句集『決定版無灯艦隊─十代作品集』、歌集『西川徹郎青春歌集─十代作品集』がそれぞれ刊行されています。
講談社学術文庫『現代の俳句』には、近現代の代表的作家の一人として、河東碧梧桐・種田山頭火・中村草田男・加藤楸邨らと共に作品が収蔵されています。
当文學館は、実存俳句の創始者であり、2014年第7回日本一行詩大賞特別賞を受賞した西川徹郎の詩歌文学の資料を蒐集、保存、公開し、又、學術研究を行って、西川文学を顕彰し、後世に伝えるものです。
戦後日本を代表する思想家吉本隆明は、二篇の西川徹郎論を執筆して、西川徹郎を絶賛しました。『吉本隆明全集』には、この二篇の西川論と西川徹郎に宛てた私信等が収蔵されています。
また、哲学者梅原猛は、西川徹郎のエッセィをボードレールに散文詩に喩えて絶賛した西川徹郎論を発表しています。
今日までに発表された諸家の西川徹郎論は、五百篇以上に上りますが、代表的なものが、『星月の惨劇─西川徹郎の世界』や『修羅と永遠─西川徹郎論集成』としてまとめられ、刊行されています。
文學館の建つ七条緑道は、1947年に芦別市新城峠に産まれた西川徹郎が、若き日に句帳を携えて自転車で峠を越え、神居古潭を走り、石狩川河畔に憩い、北都旭川を逍遙した折りに、思索しつつ歩いた青春の道です。
2009年、国民的作家森村誠一が当文學館を訪れた時、「青春の緑道」と命名しました。それを記念して、2014年、文學館前の緑道に、「西川徹郎・森村誠一〈青春の緑道〉記念文學碑」が建立されました。美しい日高青石の碑石には、西川徹郎の筆跡で、俳句作品
抽斗の中の月山山系へ行きて帰らず
と、短歌作品、
初恋の傷みに堪へて月の出を見てゐる大きな月出でたれば
西川徹郎
という文字が刻まれ、又、森村誠一の筆跡で、西川徹郎への献辞、
永遠の狩人 森村誠一
の文字が刻まれています。文學碑周辺のベンチは市民はもとより、旅人達、恋人達の憩の場所になっています。
緑道の緑の木々の戦ぎの中に建つ西川徹郎記念文學館で、あなたも青春の文学の永遠の輝きに触れてみませんか。西川徹郎記念文學館 館長 斎藤冬海
文學館市民の会
西川徹郎記念文學館 詩と表現者と市民の会(略称・文學館市民の会)要項
〒070-0037旭川市7条8丁目緑道西川徹郎文學館通/旭川市総合庁舎正面/PHONE0166-25-8700/FAX25-8710
会則制定/市民の会結成総会2019年3月30日/本文製作2019年6月19日/最新加筆2023年6月20日
■主旨 当会は戦後日本最大の評論家 吉本隆明が西川徹郎論二篇を以て絶讃し、国民的作家 森村誠一が俳聖芭蕉と比較し〈日本の文学遺産〉〈凄句〉〈凄歌〉と讃えた第七回日本一行詩大賞特別賞受賞者で日本の詩歌界の第一人者・現代俳句作家・歌人・作家・文藝評論家・エッセイスト・日本文藝家協会会員で〈17文字の世界藝術〉〈実存俳句〉創始者にして本名は本願寺派の真宗学者西川徹真。西川徹郎=西川徹真の資料の蒐集・保管・公開と学術研究を通し、わが国の詩歌文学と学術文化の世界的振興や市民・道民の芸術的詩精神と宗教意識の発揚を目的として、2007年5月西川徹郎の少年期のゆかりの地旭川市街中心地に開館した北海道唯一の詩歌文學館「西川徹郎記念文學館」に帰属する市民や青少年の為のボランティアの会である/当会は2019年1月館主西川徹郎(徹真)と館長斎藤冬海(西川裕美子)が創立代表となって創設、西川徹郎記念文學館賞授賞式や新城峠大學文藝講演会の開催及び黎明學舎「教行信証研究会」等の各種学術講座や研究会等の開催、或いは北海道文学史上初の学術誌『西川徹郎研究』及び西川徹郎学術叢書等の編纂刊行等、全国各界へ向けて発信し、わが国の文学・芸術及び思想哲学の世界的振興に寄与する事を目的とする/当会の顧問及び諸役員は代表である館主西川徹郎及び館長斎藤冬海の推挙に由り任に就く者であり、2023年6月現在の顧問及び諸役員は下記の通りである。
■顧問 東北大学名誉教授・立命館大学客員教授・日本哲学会元会長・日本学術会議連携会員・日本学術会議哲学委員会元委員長 野家啓一、東京音楽大学客員教授・文化功労者・作曲家 池辺晋一郎、武蔵大学名誉教授・日本比較文学会元会長・仏文学者・作家 私市保彦、日本一行詩協会会長・角川春樹事務所社長・映画監督・俳人 角川春樹、総合誌「俳句界」元編集顧問・俳人 大井恒行、『ランボー全詩集』翻譯者・仏文学者・ミュージシャン・作家 鈴木創士、短詩型SFの会代表・脱原発文学者の会会員・医学博士・SF作家 渡辺晋(筆名・天瀬裕康)、「千年紀文学」編集発行人・学術博士・文藝評論家 小林孝吉、ノートルダム清心女子大学名誉教授・文藝評論家 綾目広治、名古屋ボストン美術館元館長・エッセイスト・美術評論家 馬場駿吉、東京薬科大学名誉教授・理学博士 東浦康友、教育新潮社元社主兼編集人・本願寺派布教使 小端香芳、八重樫法律事務所所長・弁護士 八重樫和裕、北海道議会元副議長 三井あき子、北海道議会元議員 笠木薫、西願寺前住職・歴史学者 西川宗一氏をはじめとした日本各界の諸先生です。
■役員 二人代表制 代表 館主西川徹郎(現代俳句作家・文藝評論家・作家・龍谷教学会議会員・本名真宗学者西川徹真/代表 館長・學藝員・事務局長斎藤冬海(作家・龍谷教学会議会員・本名真宗学者西川裕美子)/副代表 澤田吐詩男(俳人・口語俳句協会)、惣伊田敏行(「旭川ひだまりの会」代表) 、宮腰利之(住宅型老人ホームえがお代表)、広瀬基(「和の里」代表・一級建築士)/会計 曽我部芳子(赤平市民生委員)/監査 篠田登(芦別市役所職員・正信寺門徒)/学術誌『西川徹郎研究』編集発行人 斎藤冬海/編集委員 山辺白鷺/文學館刊行物校閲委員 櫻川博康(元学校教諭・川柳作家)/『銀河系通信ブログ版』発信人 西川徹郞・斎藤冬海/広報委員 柴野肇、辻英子(元ノヴェロ)、井上隆也(ノヴェロ)、大浦方徳(道交通共栄社)、横江美莉亜(高校教諭)/撮影記録委員 嵯峨学(プラス1)/青年部委員 八鍬漱太(俳人)/美化委員 山口博子(正信寺婦人会長)、山本美香(正信寺婦人会副会長)
■註Ⅰ イベント開催時は市民の会全員が開催委員 ■註Ⅱ 代表は会務の円滑な遂行の為に逐次役員の任命及び交代等を行う。
■入会申込 電話0166-25-8700番/「西川徹郎記念文學館 市民の会」事務局
■会費 年千円(以上は随意)/郵便振替「02700-3-69072 西川徹郎文學館」
■会員の特典
一、学術研究誌『西川徹郎研究』(編集発行・文學館/発売・茜屋書店、定価2500円+税)を進呈します。
二、学術研究誌『西川徹郎研究』に西川文学に関連する学術論文百枚以内(400字詰)を発表出来ます。
三、会員は文學館主催の各種イベントや集会・講座等にスタッフとして活動して頂きます。
四、会員は入館料無料。周辺の皆様をお誘いして来館下さい。
■その他 当館の活動に支援下さる方の随意の御寄付やカンパ等は随時申し受けます。
特別基金の方には謝礼として記念文學館蔵[西川徹郎自筆染筆色紙]を寄贈します。
■ウィキペディア西川徹郎→来歴(詳細伝記)。富良野芦別道立自然公園の西川徹郎の「生地新城峠」は、旭川駅前発→新城峠行バスが出ています。近年、話題の「絶景観光スポット」です。
館内紹介
ご利用案内
住 所 | 旭川市総合庁舎正面 〒070-0037 旭川市7条通8丁目38-10(7条緑道・西川徹郎文學館通) |
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開館期間 | 5月~10月(冬季休館) ※詳細はカレンダー参照 |
開館時間 | 11:00AM~5:00PM |
開館日 | 木曜日〜日曜日 休館日/月曜日・火曜日・水曜日(但し、祝日の場合は開館します) |
入館料 | 大人500円 大学生300円 中・高校生200円(障害者割引があります) |
アクセス | 【徒歩の場合】 JR旭川駅より買物公園をまっ直ぐ徒歩13分。 星野リゾートOMO7・アートホテル旭川より徒歩2分。 【自家用車の場合】 旭川市役所前の緑橋通りから緑道へ入って直ぐ。(文學館駐車場有り) 【タクシーの場合】 JR旭川駅より5分。 |
連絡先 | 電話0166-25-8700 FAX0166-25-8710 |